◆メガテンキャンペーン、始まる。
GM:はい、それでは『真・女神転生TRPG 魔都東京200X』のキャンペーン第1回、始めていきたいと思います!
一同:いよっ、いいぞー!!(拍手)
GM:今回の舞台は、キャンペーンオリジナルの、都内某所にある私立高校『真女神(まながみ)学園』になります。全員通ってる必要はないけどね。
PL③:一人中卒が…(PC④の事)
PL④:中卒だけど、同級生だったって事で。普段は相撲部屋に居ます。
GM:そうなりますね(笑)
この後、BGMの話で盛り上がる。
(GM:あの曲ない?『はわはわはわはわ…』みたいな ※メガテンBGM『NEAUTRAL』の事)
(PL②:どうしたんスか?)
(一同:爆笑)
(PL③:急におかしな人に(笑)
(GM:いや聴いたら解るから!(笑)
(PL⑤:ホントそういうとこだぞ(笑)
(GM:まだシナリオ始まってないんだけど?(笑)
GM:…はい、というワケで。気を取り直して自己紹介お願いします(笑)
GMの左隣のPLからよろしく!
PL③→明神 一馬:はい、私のキャラクターは『明神 一馬(みょうじん・かずま)』です。クラスは剣士/デビルアームズ(悪魔の力を宿した武器を身体に埋め込んだ者を現すクラス)で、前衛職ですね。
PL②:いえーい!
明神 一馬(以下、一馬):今のところ『力』が8で一番高いです。
GM:メインアタッカーなので、『力』伸ばしていかないとね(メガテン200Xでは、『力』能力値が格闘武器の命中判定に関わってくる)。
一馬:背景設定で『心身障害』が出たので、利き腕の右腕が義手になっていて、それを外すとデビルアームズの刀身が出てくる…って感じかな。
一同:格好良い~!
GM:百鬼○みたいな感じだね。
一馬:そう、楽しいのでハマってるんで(笑)
GM:タイムリーだ(笑)
一馬:年齢16歳で、真女神学園に通ってるので…他の16歳キャラとは同級生って事になるのかな。あと、もう一つの背景で『退魔士』が出たので、元々悪魔退治をしていた、って設定です。以上!
GM:はい、ありがとうございます!では、次はPC①さん、お願いします。
PL①→紫条 要:はい、名前は『紫条 要(しじょう・かなめ)』、超能力者/サマナー(悪魔を召喚、使役する者。メガテンの花形でもある)です…けど、まだサマナーとしては覚醒してないんですよね?
GM:そうですね。シナリオ中に覚醒する予定ですので、よろしくお願いします(笑)
紫条 要(以下、要):はい(笑) で、超能力者なんですが、まだ力の制御の仕方に慣れていなくて、その使い方に悩んでいる学生です。
GM:なるほど、いいですねぇ。
一馬:主人公っぽい。
要:そんなところですね…あんまりまだ(キャラが)固まってませんが…。
GM:大丈夫、セッション始まったら固まってくるんで(笑)
要:ですね(笑) 以上です、よろしくお願いします!
一同:よろしくお願いしまーす!
PL④→鬼契丸 太郎:じゃあ次は僕ですね。名前は『鬼契丸 太郎(おにぎりまる・たろう)』。
PL⑤:あ、おにぎりまるって苗字?
鬼契丸 太郎(以下、鬼契丸):苗字じゃなくて、四股名ですね。普通に鬼切丸だと面白くないんで、契るって字にしました。
PL⑤:そういうことかぁ。なるほど。格好良い!
鬼契丸:実際に鬼ではないんだけど、とあるモノの力を使っている感じですね。つまるところ力士/サクセサー(デビルアームズ同様、悪魔の力を宿した武器を使って戦うが、身体に埋め込むアームズとは違い武器は手に持ったり、篭手の様に填めたりする)で、武器は魔晶手甲という篭手状のもので、魔獣イヌガミが宿っていて、火炎相性の攻撃を得意としています。
GM:火炎相性の突っ張りとかが使える(笑)
PL⑥:格好良い~!
鬼契丸:まだスキルでは『ぶちかまし』しか出来ませんが(笑)、手甲に宿るイヌガミの力を使った『属性攻撃』の張り手とかで戦う感じ。防御点も、手甲の分があるので他の人よりは堅いです。壁役ですね。
GM:『一分の活泉』というHPの倍率が上がるスキルを持ってるのでHPも高い。打たれ強いキャラですね。さすが力士。
鬼契丸:背景としては、一馬や要と同じ16歳で同級生なんだけど、自分は中卒で相撲部屋に入門して今は学校に通ってないので、どう絡むのかは…。
GM:あ、その辺は一応考えてあるので、ご心配なく。学園の相撲部に同級生が居て、頼まれて出稽古に出てくとかそんな感じのを。で、親方もそこのOBで(笑)
一同:(笑)
一馬:親方は高校卒業してたんだ(笑)
鬼契丸:あぁ、良いですね(笑) そんな感じで。よろしくお願いします。
一同:よろしくお願いしまーす!
GM:では、次はPL②、お願いします。
PL②→早乙女 凪:はい。この子の名前は『早乙女 凪(さおとめ・なぎ)』って言います。クラスは巫女/アルカニスト(ペルソナ使いの一種で、複数のペルソナを操る事の出来る『ワイルド』とは違い、特定のペルソナのみを扱えるタイプ)で、神社の一人息子として生まれたけど。
GM:だが男の娘だ。
一馬:そうなんだ!?(笑)
早乙女 凪(以下、凪):代々女子に特別な力が宿っていたから、女として育ててみるか、と育てられたら…とんでもない美少女になってしまった。
PL⑤:(笑)
GM:美少女に育ってしまった上に、なんか変わった力も宿してしまった(笑)
凪:そうですね。よっしゃ、CV小林ゆう、ってどっかに書いとこ(笑)
一同:(笑)
凪:自分の性別と、周囲からの目でいろいろ悩んでた末に精神的な成長を遂げて、ペルソナ使いとして目覚めました。性能としては、前衛向きでは無いです。後ろで回復とか、支援系の魔法を使います。で、ペルソナは『メオノシラナミ(女男白波)』。歌舞伎の『白波五人男』に出てくる、『弁天小僧菊之助』っていう男の娘の事ですね。よろしくね!
一同:よろしく~!
GM:じゃ、次はPL⑤さん。
PL⑤→りお(以下、りお):完全造魔(造魔素体と悪魔を合体する事で誕生する、人造悪魔。その中でも、完全に人間の姿をしたタイプ)/魔術師の『りお』です。背景設定の結果、『ルイ・サイファー』という人に造られたみたいで、彼が私のマスターです。家族とか居ないので、特に苗字とかは無いです。
GM:家族はまぁ、居ないよね(笑)
りお:見た目年齢は16歳。美少女です。しかもメイド服着ている。
PL⑥:可愛い…。
凪:可愛い、たまらんばい。
りお:もう一つの背景設定『願望』があるので、愛する心が知りたい…とか思ってるエモい子ですね(笑)
凪:エモーい(笑)
りお:あとは邪教の館?と関わりがあります。
GM:マスター…『ルイ・サイファー』に生み出される時に、邪教の館で生み出されたんでしょうね。で、そこに『ヴィクトル』という人物も関わっている、と。『ヴィクトル』は『デビルサマナー』シリーズに登場する、悪魔合体を行なってくれる人で、造魔合体もしてくれるので。
りお:なるほどなるほど。では、普段はその『ヴィクトル』さんのところでメイドしてる事にしましょう。あと、出来る事は火炎相性の魔法『アギ』で攻撃したり、回復魔法『ディア』を使えたりします。魔法の威力を上げる『マカカジャ』なんかも使えますね。
GM:サポートも出来る感じですね。
一馬:造魔って事は、本当の年齢は違うんだよね?
GM:たぶん、やっと1歳になるとかそんくらいじゃないかなぁ。
りお:ですね。あと、性別は女性です。そんなところですかね?よろしくお願いします~。
一同:よろしくですー!
PL⑥→ラグエル(以下、エル):じゃあ、次は私ですね。名前はラグエルで、通称エルです。
一馬:ラグエルって、そのまんまだけど(笑)
エル:そのままにしてみました(笑) 種族は天使で、悪魔としては『天使エンジェル』になっています。背景設定で『心身障害』が出たので、片方の翼が無いです。
凪:片翼だ。
GM:たぶん、悪魔と戦っている時にもがれたんでしょう。それで、地上に墜ちてきた、と。
エル:はい。それで力の大半を失ってしまった感じです。で、もう一つの背景で警察関係のコネがあるので、墜ちてきたところを警視庁の『浦田警部』に助けられ、保護されました。
GM:悪魔なので、能力値は高めですね…まぁ、エンジェルそのままだとレベル高過ぎなので、レベル下げてバランスは取ってますが。
エル:はい。あと、天使なので年齢は不明ですが、外見年齢は16歳です。見た目は女の子寄り…かな。以上です。よろしくお願いします!
一同:よろしく~!
GM:では、自己紹介も終わったところで、早速オープニングと行きましょう!
一同:おー!
◆オープニング~要の場合。
GM:最初は要の夢の中から始まります(BGMが流れる)。
一同:おお~。
要:はい。
GM:キミは、超能力者としての経験から、これが予知夢的なものである、と夢を視ながらハッキリ感じ取っている。
要:そうですね、超能力者ですし。メガテンの3Dダンジョンみたいな感じの空間に居る、って感じですかね?(笑)
GM:そうそう(笑) で、その空間を前進していくと、途中で金髪の男に出遭う。
りお:ほほう、パツキンの。
GM:うん、パツキンで(笑)、スーツ姿の金髪をオールバックにした男だね。
一馬:メガテンやってたら、大体正体が判るという(笑)
GM:メガテンユーザーなら判っちゃう(笑) で、その男はキミの前に立ちはだかるようにしているね。
要:じゃあ、誰だろう…?みたいな感じで近寄っていきますね。
GM/金髪の男:では、男は「やぁ…キミに遇うのは初めてだね」と話しかけてきます。
要:「お前は…誰だ?」と訊ねるかなぁ。
GM/金髪の男:「今はまだ、私の名を名乗る時ではない」(笑)
一同:(笑)
一馬:言いそう~(笑)
GM/金髪の男:「キミは、選ばれし者だ。新たな救世主(メシア)、その一人として」
要:「救世主…?」
GM:男は含みのある笑みを浮かべる。では、ここで『キーワード』を与えましょう。このシステムでは、この『キーワード』を使って情報収集をしていく事になります。シナリオで提示される、調査対象って感じですね。
今回渡すのは、【選ばれし者】というキーワードです。
一同:【選ばれし者】、と…(各自メモを取り始める)
GM:まぁキーワードは、いざ情報収集となった時に改めて提示していくので、今は「そんなのあるんだなぁ」程度に覚えていただければ大丈夫ですよ。
要:了解です。とりあえず、金髪男には「お前、何言ってんだ?」と返しておきます。
GM/金髪の男:そりゃそう言われてもおかしくないね(笑)
「まぁ、理解できないのも無理はないだろう。それと、キミは今、己の力の使い方に悩んでいる筈だ」
要:「…!どうしてそれを…」
GM/金髪の男:「その使い方も、救世主として覚醒すれば自ずと解るだろう」
要:「それは、本当なのか?」
GM/金髪の男:「あぁ。そして、キミはいずれ私と再会する事となる…その時まで、しばしの別れだ。では、また――」
男がそう言うと、キミの意識が遠のいていく…と言うよりも、急速に眠りから目が覚めていくような感覚ですね。
要:あー、相手はその場に居るのに、自分がスゥーッと下がっていって景色も延びてくような?
一同:あぁ~、あるある!(笑)
GM:そそ、そんな感じです。で、ハッと目を開けると、キミはベッドの中に居る。枕元では、ピピピ…と目覚まし時計が起床時刻を告げているところだ。
ところで要くんよ。キミ、妹と幼馴染、どっちが欲しい?(笑)
要:えっ!?(笑)
凪:PL①さんの性癖に因るけど(笑)
要:えぇー…じゃあ幼馴染かなぁ。
りお:へぇー。
エル:へぇー(笑)
要:いやぁ(笑)
GM:じゃあ、名前はこっちで決めちゃうよ。改めて、目覚ましの音が鳴り響く中、キミの部屋の扉をトントン、と叩く音が聴こえる。そして「ちょっと、いつまで寝てるのー、要?」という声が聞こえます。これはお母さんですね(笑)
要:あ、お母さんだった(笑)
一馬:えぇー、散々言っておいてお母さんなの?(笑)
GM:大丈夫、これから出てくるから(笑)
要:はい(笑)「あ、ごめん。今起きたからちょっと待って」
GM/お母さん:「もう朝ご飯出来てるからねー?それに、『ミオ』ちゃんも待ってるわよ!」
一同:『ミオ』ちゃんって言うのかぁ~(にやにや)
凪:可愛い!まだ出てきてないけど(笑)
要:「わ、わかった。今行くよ!」と言って、慌てて準備しますね。
GM:了解。では、身だしなみを整えて、リビングへ向かったところで一旦、要のオープニングは終了ということで。
要:はい~。
◆オープニング~凪の場合。
GM:んじゃ、次は凪のオープニングです。
凪:やった!
GM:キミは朝のお務めを終えて…
凪:え、変な意味に聞こえる(笑)
一同:(笑)
GM:ちげぇよ!神社の息子って言っただろ!(笑) 境内の掃除とかを終えてって事だよ! で、朝食を終えて学校へ行く準備も出来て、キミは家を出るところです。
凪:GM、この学校って私立ですよね?
GM:うん、そうだけど?
凪:制服は指定制服?
GM:う~ん、どっちが良いかな?制服登校と私服登校。
りお:私立ならやっぱり指定制服なイメージが…。
一馬:でも自由ってのも良い気がするけどね。
GM:OK、じゃあ制服はあるけど、学校行事の時以外の着用は自由って感じで。その辺りは生徒の意思を尊重する校風という事にしておこう。
凪:じゃあ、僕は女子用の制服で登校している事にします。あ、でも下は女性もののスキニーを穿いてるかな。
りお:生足じゃないんだ(落胆)
凪:生足じゃないよ!
GM:ではそうやって登校しているとですね、後ろから「よう、早乙女!」と声をかけてくる人物が居ます。声は少年のものですね。
凪:お、誰や。
GM:振り返るとですね、キミのクラスメイトである『巻島』くんですね。下の名前はまだ決まってないけど。
凪:マキシマム?
一馬:巻島 無(マキシマ・ム)で良いよ(笑)
GM:あー(笑) じゃあ、『巻島 睦生(まきしま・むつき)』にしよう。
一馬:あっさり決まった(笑)
凪:『巻島 睦生』、ね。「おはようございます、巻島さん。どうしたんですか?」って微笑むかな。
GM/巻島:「いや、どうしたんですかって!この道でいっつもよく会うじゃんか!」(笑)
エル:そうなんだ(笑)
GM/巻島:通り道なんですね(笑) まぁそんな感じで合流した二人は、当たり障りのない話をしながら学校へと向かうんですけども。巻島くんが、不意に「そーいやお前、『DDS』って知ってるか?」と話を振ってきます。
凪:『DDS』?「すみません、最近のゲームなどには疎くて…」
GM/巻島:「そっかぁ」と巻島は言うんですけども。ここで『DDS』について説明を。『デジタル・デビル・サバイバー』という、このキャンペーンオリジナルの用語で、全世界で熱狂的な人気を誇っているオンライン対戦型カードゲームの頭文字を取ったものです。
一同:おぉ~。
凪:「オンラインカードゲームですか…凄いですねぇ。僕の家、花札とお手玉しかないので」
一馬:逆に凄い(笑)
GM/巻島:「逆にすげぇなオイ!」って感じで巻島も驚くよ、それは(笑)
一同:(笑)
GM:気を取り直して、説明の続きですけれども。元々は海外産で、世界大会も開催されていて、企業と契約したプロが居るようなゲームなんですけれども。日本では、サイバースという通信会社が権利を持っていて展開している…というような状況ですね。要のコネの一人、『氷川』ってヤツが社長をやってる会社なんですけども(笑)
要:あぁ(笑)
GM:で、『DDS』のトップランカーなんかは、億単位の賞金を稼いでいるワケなんですけれども…。
一同:へぇ~…(感心)
りお:eスポーツだ。
GM/巻島:「それでさぁ、そのトップランカーの一人が、うちの学校(真女神学園の事)に転校してきたらしいぜ!?」
凪:「本当ですか?それは凄いですね…」
GM:巻島の話によると、彼自身も『DDS』のプレイヤーで、どうやらかなり興奮しているようですね。
凪:「それで、その方のお名前は何と仰るんですか?」
GM/巻島:「あぁ、そいつの名前は『神咲 蒼威(みさき・あおい)』っていうんだ」
凪:「神咲、蒼威…」男?
GM:そそ、男。名前決めるの面倒だったんで、GMのPCから持ってきた(笑)
一同:(笑)
凪:「それにしても、そんな凄い方が、どうしてうちの学校に転校して来られたんでしょうね。ご両親の仕事の都合とかなんでしょうか」
GM/巻島:「うーん、そうなんじゃないかなぁ?」と巻島は首を捻ります。転校してきた理由までは、流石に知らない様子ですね。とまぁ、そんな会話をしながら登校した、ってところで凪のオープニングは終わりです。
凪:はい、了解です。いやー、しかし可愛いわぁこの子(凪の事)
一同:(笑)